アブラムシにご注意



お客さまからモミノキの枝が部分的に枯れるとのご相談を受けました。
遠目からは一見何ともなさそうに見えたモミノキでしたが、よくよく観察すると、、、
枝にびっちり虫がついていました。
アブラムシと呼ばれる樹液など(植物の汁)を吸う害虫です。
今回のものは、調べたところおそらく「ハネナガオオアブラムシ」という種類のようです。
樹液は木の養分ですから、当然吸われた部分は弱ってしまいます。
またアブラムシは、樹液を吸うと甘露と呼ばれる甘い排泄物を出します。これが菌の栄養源となりスス病(カビの仲間)というその名通り葉や枝がススがついたように真っ黒になってしまう病気へと繋がるわけです。
枝葉が黒くなってしまうと、光合成が邪魔されて樹勢が弱くなるという悪循環の始まり、、というわけです。
大事な植木たちを守るためには日々の観察と早めの対処が大切です。
アブラムシを見つけたら薬剤散布を行いましょう。
市販のもので十分効果はあります。
ご自身で対処が難しい場合は、ぜひご相談ください。



